おーちゃんが「学校に行きたくない」と行き渋りをしたあの頃からちょうど1年が過ぎました。
ここ最近のだんだん暑くなる気温を肌で感じるたびに
白く細いうなじをぐったりと倒してうつむき
今にも飛んで行ってしまいそうな風船のように力なくぶら下がるおーちゃんの手を握りながら
生まれたばかりのタロさんを抱っこして毎日小学校までの道を付き添っていた、あの汗だくだった日々を思い出します。
おーちゃん行き渋りの日々はこちらからどうぞ☺︎
そんなおーちゃんは、
毎日学校に楽しく通えるようになってからも出来ないことがありました。
それは、一人で登校すること。
私の付き添いがなくなった後も毎朝必ずゆうちゃんと登校していたし、
ゆうちゃんが風邪で学校を休むことになった日には「えー!!」とポッキリ前に折れるおーちゃんの首。
どうしても一人で行くのは難しそうなそんな朝は私が一緒に付き添って登校していました。
(思えば転校前の小学校の時も一人登校はしていなかったな・・・)
でも、今年になってトウくんが小学校に入学してからは3人一緒の登校!
今年飼育委員になったゆうちゃんが「飼育委員の水やりがあるから先に行くね!」と、たまに先に出発してしまっても、トウくんがいるから安心のおーちゃんは特に不安がることも無くトウくんと仲良く2人で登校したりしていました☺︎
学校は楽しい。
下校は一人でも大丈夫。
お友だちもたくさんできて、下校後に一人で自転車に乗って公園へ遊びにも行く。
けれど、「一人で登校する」ということは
おーちゃんにとってはとてもハードルが高いことのようでした。
でも、一人で登校できないこと。
それを私たち親も特になんとも思っておらず、一人で登校させようと試みたりしたこともありませんでした。
その日が来れば、私たちが何を言わなくてもおーちゃんは自分から動き出せることを、去年からの一連の成長を目の当たりにして分かっていたからです。
そして、今朝。
私は子どもたちの学校の用意(給食袋・水筒・健康観察表)を渡し終えて、1階のランドリーで洗濯を回していました。
すると、ドタドタドタっと階段を降りる音が聞こえて、私のいるランドリーにひょこっと顔を出し
「いってきまーす!」と言ったのはおーちゃん。
「あれ?もう行くの?」と聞くと
「うん!おれ今日1時間目から水泳だから準備あって早く行かなきゃなんだ!」
と、ポッケにハンカチを入れながらおーちゃんが言いました。
「そっか(*^^*)
そしたらおーちゃんだけ先に行くのね?(*^^*)」と聞くと
「そう!みんなは後から来るって!
じゃあいってきまーす!」
そういって、颯爽と出かけて行ったおーちゃん。
おーちゃん・・・あなた一人で登校出来たね。。。
入学してから丸2年と3ヶ月。
小学3年生の夏が始まるに、
おーちゃんはまたひとつ、自分で自分の殻を脱いで行きました。
こうしようね、なんて 約束なんかしてないのに。
子どもって不思議。
本当におーちゃんはおーちゃんだけのペースでちゃんと進んでいく。