。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
「こわい」と言ったゆうちゃんに
「こわいって、何がこわいの?」と聞くと
ゆうちゃんは
「お手手がない子とか。。。」と答えました。
そして、
「そっか。
ゆうちゃんはこわいって思ったんだね。
どうしてこわく感じたの?」
と聞くと
「だって ない場所が痛そうだから。。。
痛いのかなって思うと
私も同じ場所が痛くなる感じがして こわい…」
ゆうちゃんは そう答えました。
あぁ。。。なるほど。。。
確かにゆうちゃんは
テレビ番組などで事故の映像を見たり
誰かが怪我をしたりすると
自分も同じようにその相手の痛みを想像し
同じように感情を共有するところがあります。
パパが口を大怪我をした時の話をすると
「あぁ〜〜!!
なんだか私も口が痛くなってくるーーー。。。」
と涙目になったゆうちゃん。
そんなゆうちゃんなので
初めて会った子どもたちの指や手が【ない】ということに 【痛い】を想像して
その痛みを【こわい】と感じたのかもしれません。
「こわい」と感じたゆうちゃんに対して私が気を付けたことは
その子(ゆうちゃん)がその時感じた気持ちは否定しないということ。
その子が感じたその気持ちは、その子から生まれた素直な気持ちなのだから
それを 無いものにしたくはなかったのです。
子どもの抱いた気持ちに対して
「あなたはこう思ってはダメ」と子どもに要求することは
その子の心をねじ曲げることになってしまうからです。
でも、大切なのは、知ること。
なので私は言いました。
「そっか。
ゆうちゃんは自分も同じ場所が痛くなる感じがしてこわいんだね。
誰かの痛い気持ちを一緒に考えられるのは、ゆうちゃんの素敵なところ。
でもね、指が3本のお友だちも、肘から先がないお友だちも、痛くないんだよ(*^^*)
今のゆうちゃんは痛いところ、どこもないでしょう?
それとね、全く同じなの。
ここにいるみんな、生まれた時からの当たり前のカタチなの。
だから 痛くないんだよ(*^^*)」
そう伝えると
「そうなの?!」
と ちょっとびっくりしたような反応をしたゆうちゃん。
そして
「でも、同じじゃないよ。。。
だって 私と違うでしょ?」
そう聞いてきたゆうちゃん。
「うん。
そうだね。
他のみんな、
ゆうちゃんと見えるカタチで違うところはあるかもしれないけど
その違うところは、その子の素敵なところ。
ママは、ゆうちゃんの髪の毛の量が他の人より多いところとか
親指の関節が他の人より広がりやすいところとか
大笑いすると歯茎が見えるところとか
お腹いっぱい食べるとおへそが ヤッホーって出てくるところとか
全部がゆうちゃんの印だから 全部好き。
ここにいるみんなも同じ。
みんな、自分だけのかわいい、素敵な印を持ってるの。
みんな、みんなのパパとママの宝物なの。
だから みんな、今のゆうちゃんと同じなんだよ(*^^*)」
そんな風に伝えました。