愛されている実感が必要な理由
今日は「愛されている実感」がなぜ必要なのか、ということを説明したいと思います^^
STEP①誰かに自分を愛してもらえた(尊重・大切にされた)経験を持てる。
STEP②誰かに大切に思われているこの自分は、大切な存在なのだと思えるようになり、愛されているそんな自分を自分で大切に思えるようになる。
自分で自分を愛せるようになる。
「私は大事な存在なんだ。私は愛されている(尊重され、必要とされている)。」という実感を持てることは、何よりも尊く、大切なことです。
その相手は親でもいいし、おばあちゃんでも、先生でも、誰でもいいのです。
人生の中で、特に子ども時代に、誰か一人でもそんな存在に出会えることは、とても幸福なこと。
そんな風に「ちゃんと自分は大事に扱われている」という思いが、自分でも自分を大事に扱おうという思いに繋がっていきます。
STEP③周りの人に対して、愛や思いやりを自然と持てるようになる。
STEP④自分と周りの人を大切に、愛しながら生きていくことができる。
自分が誰かの大事存在だという実感があるからこそ、「あの人も、あの子も、きっと誰かの大切な存在なのだろう」という思いを馳せることができるようになっていきます。
愛されている実感・愛された経験が自分にあれば、自分を誰かに大切に扱ってもらってきたように、自分で自分を大切に扱ってきたように、他者のことも同じように大切に扱うことができます。
大切にする方法・尊重する関わり方を、肌感覚で知っているからです。

人は、誰かに愛されているという実感があって初めて
そんな自分のことを愛することができるし
自分以外の人も愛せるようになります。

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【愛される(愛されている実感)】
【自分で自分のことを大切に思えるようになる】
というのは、人の心と人生においての土台となっています。
これは子どもだけでなく私もそうですし、このブログを読んでくださっている皆さんも同じです^^
この土台(ベース)があるからこそ、周りの人に対しても、例えばパートナーや子ども、友人など、周りの人たちに対しても同じように大切に(尊重し、愛し)扱うことができるようになっていきます。
なので、逆を言えば、誰か(もしくは自分)を傷つけるような行為をしている場合は、その子自身が人生の中で心満たされる経験を持てていなかったり、「自分はここにいていいのかどうか」という不安や恐怖を心に抱えていたりします。
誰か(自分)を傷つけてしまう子は、必ずその前に、その子自身が心を傷つけられた経験を持っています。
自分を本当の意味で大切にできず(方法を知らない)、満たされない思いを抱えていて、自分に自信が持てていない場合が多いです。
だからこそ、負のエネルギーが心の中に溜まってしまって、誰かを自分より下に扱ったり、誰かや自分を傷つけることで、自分の存在価値を見出していってしまうというサイクルになってしまうのです。
※子どもの年齢・発達的に、まだ自分の気持ちが上手に表現できず、「嫌だ!」「分かってほしい!」などの気持ちが溢れてしまうことでの他害や自傷の場合は除きます。その場合は、まだまだ気持ちのコントロールの練習中〜♪
このような点からも、まず、子どもの中に「自分は必要な存在、大事で大切な存在なんだ」という愛されている実感を渡してあげるということが、とても大切になっていきます。