【小学2年生】行きしぶりが始まった息子を私が毎日学校に連れて行った理由

ママちゃん育児法-愛され実感子育て法-


小学2年生のおーちゃんの行きしぶりの話はこちらにまとめてあります。






おーちゃんの学校の行きしぶりがひどかった7月頃

おーちゃんが学校に行くのが嫌なら、おーちゃんが「学校に行きたい」という気持ちになるまで学校を休ませることも選択肢としてありました。



それでも、おーちゃんの

①「行きたくない」「やめたい」と行きしぶりはするものの、根気よく安心できるような声かけをしたり、学校まで付き添ったり、気持ちが前に向けるような提案などをすると、なんとか登校できていたこと



②朝は激しく憂鬱そうでも、帰宅時に笑顔がみられる日もあったこと

(朝は「行きたくない」とスライム化していても、行ってしまえば楽しいことも少しはあるようで、「今日楽しかった」と帰ってくることも度々ありました)



③好きな授業だけ受けに行くスタイルになってからは、行きしぶりが少し落ち着いたこと



などの様子から

【「行きたくない」と言っているから休ませる】のではなく

【1分でもいいから学校に行ってみる】というスタイルを

とりあえずは試しで続けてみることにしました。



行きしぶりが始まったばかりの頃は、行きたくない原因が分からなかったので対応にも迷い、とりあえず本人がしんどいならばと体調不良の延長で休ませたりしましたが

時間をかけておーちゃんと対話するうち、今回のおーちゃんの場合、学校への不安は「新しい環境に慣れないことによる、漠然とした小さな不安の積み重ね」から来ているように感じたからです。



LICO

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もともと初めて会う人や、初めて行く場所などに馴染むのに時間が必要なタイプだったおーちゃん。

そのおーちゃんに、おそらく今回、「コロナ禍長期休校で気持ちのスイッチが完全OFFの状態」も重なり

「新しい先生」

「新しいクラスメイト」

「コロナ禍の新しい生活様式」の中は

気持ちが追いつかないまま周りだけがすごいスピードでどんどん進んでいき、自分だけが取り残されたような、自分の居場所を確保し損ねたような、そんな心もとない状況だったのではないかと思います。



LICO

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それに比べて家は、おーちゃんの「知ってること」ばかりの安心が詰まった場所。

コロナでの休校期間が長かったこともあり、おーちゃんの心が

「不安しかない学校から離れたくなってしまったこと」

「安心しかない家にずっといたいと思うこと」はごく自然で当たり前の気持ちだったんじゃないかと思います。

LICO

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親しい人がほとんどいない、自分の居場所のない完全アウェイの場に参加した時

「めんどくさいな。。。」

「つまらないな。。。」

「家に帰りたい。。。」

と、大人でも思いますよね。

気を遣いながらその場に頑張って居ても心はどっと疲れるし。。。(疲労)


慣れるには、時間が必要です。

慣れるには、関わり続けることが必要です。

関わり続けることで、自分の居場所(安心材料や自信)をその中に見出せることがあるからです。



それは、共通の話題で盛り上がれるお友だちが見つかったり

そのコミュニティの中でも自分にできることが見つかったり

そのコミュニティの中で失敗することがあっても案外大丈夫なことを経験したり

自分の素敵な所をそのコミュニティの中で認めてもらえることで生まれる、自信や自尊心の膨らみだったりします。



なので、【完全に休む】ことで学校と距離を取ってしまうと

【先生と関わる時間】【お友だちと関わる時間】などを持つキッカケを失ってしまい

ますます、学校へ行きたくなるキッカケを失ってしまうのではないかと思いました。



そして、「学校に行きたくない」と訴える子の多くは、何かしらの不安を抱えていたり、自信を失ってしまっている場合が多いと思いますが、おーちゃんの場合は、この不安を抱えた状態で学校から離れても、不安しかない記憶の学校に自分から「もう一度行こう!」となるのはなかなか難しいんじゃないかと思いました。






接する時間が増えればそれだけ相手を知る時間も増え、おーちゃんのことを知ってもらう時間も増えます。

そして、お互いの信頼関係を築く時間を作ることができます。

「自分はここにいても大丈夫」

「ここにもちゃんと自分の居場所がある」

「うまくいかないことがあっても、こわくないし、なんとかなる」



そう思える自信を持つためには

まずは学校と教室が安心できる場所であることを知り、小さな「できる」(小さな自信)を積み重ねる必要がありました。



この考えについては、学校の先生と面談を重ねる中でおーちゃんのこれまでの性格や様子から意見が一致したこともあり、

・しんどい時は授業を受けなくてもいいから、学校に行ってみる。(場所に慣れる)

・少しずつでいいから教室の中に居る時間を増やしていく。(空気に慣れる)

・1分でもいいから、先生に顔を見せに行く。(人に慣れる)

という方法をまずはやってみよう!ということで、続けてみました。



LICO

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もちろん、無理強いはせず、おーちゃんの様子からおーちゃんの限界を感じることがあればその時にまたパパや先生たち、なによりおーちゃん本人と「これからどうしたいか」確認を取りながらまた違う方法や違う道を探すことを大前提として。

おーちゃんの抱えるしんどさによっては、転校やフリースクール、学校に行かずに様子をみる、個人塾、家庭教師など、どんな方法でもいいと私もパパも思っていました。


結果論ですが、おーちゃんにはこの「少しでもいいから行き続けてみる」というやり方が合っていたようでした。



何が正しいのか、何が正しかったのかは、その答えは今はわかりません。

大人になった時、おーちゃんに「おかん、あの時さ〜!(怒)」と、このときの私の判断を突かれる日がくるかもしれません。(その時は大人になったおーちゃんの話をたっぷり聞こう)





それでも、今

「あれがいやだ〜」と心の声はだだ漏れで口にする日がありつつも、「でもあの授業は楽しみ」「今日○○(お友だち)と遊ぶ約束していい♪?」となんだかんだと毎日楽しそうに学校に行き



お友だちとギャイギャイ楽しそうに下校し



担任の先生に

「あの時の無言でうつむいていたおーちゃんと同一人物かなって不思議なくらい、最近は学校でお友だちとふざけ合って本当によく笑っていて、そんなおーちゃんを知れて私も嬉しいです」

と言ってもらえ



「おーちゃん!」「おーちゃん!」と、代わる代わるクラスのお友だちが我が家に遊びに来てくれるこの日々を思えば



今のところ

下を向き頑なに誰とも話そうとしないおーちゃんの手を繋ぎながら毎日学校まで連れて行ったことに少なからず。。。意味はあったのではないかと思えています。(o^^o)



大好きな海(o^^o)

また行こうね(o^^o)






ちょっと続きます♡

 

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LICO

幼児期・学童期の家庭における親子関係改善アドバイザー/子育てアドバイザー。
保護者のみならず公認心理師・臨床心理士・保育士・幼稚園教諭・学校教師・保健師・児童養護施設職員などが相談に訪れる「心の土台を育む子育てアドバイザー」。
【子育て相談室】【子育てハッピーワーク21days】の運営責任者。

問題行動を繰り返した自身の幼少期の経験を基に、研究模索し構築された育児法を軸として「子どもたちに【愛されている実感】を」を信念とし、子どもたちと穏やかに向き合うためのヒントや、我が家の日々の出来事などをブログで紹介しています。

私の願いは、
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