外出先でパパに叱られて
(理由はもう何だったかハッキリ覚えてない。笑)
おへそが背中に曲がった5歳トウくん。
トウくんは、機嫌を損ねると、わざと私たちから離れたところに1人で行き、付かず離れずの距離を保ちつつ決して自分からこちらには寄ってこようとしないので
いつも私やパパが迷子にならないように、トウくんの気持ちが落ち着く頃合いまで目を配ったり
そろそろ落ち着いたかなーってタイミングで迎えに行って、抱っこしたり、手を繋いだりして回収(笑)していました。
そんな、トウくんが機嫌を損ねた時
最近、トウくんのそばを離れないで様子を見守ってくれる心強い存在がいます。
それは、おーちゃん(7歳)。
トウくんが機嫌を損ね、意思を持ってふらふらしだすと
トウくんと一緒にふらふらに付き合ってあげて
トウくんの様子を逐一私たちに報告しにきてくれるんです。笑
「なんかねー、パパに◯◯って言われたから怒ってるんだって。」
と、機嫌を損ねた理由を伝えにきてくれたり
↑親からしたら単にヘソを曲げてるだけに見えるけど
子どもには子どもの言い分があって、ちゃんと親に怒ってるんですよね(*^^*)
「今、あの角のところに隠れてるよ。」
と、居場所を教えてくれたり
「おれが『ママにぎゅーしてもらう?そしたら元気になる?』って聞いたら
『…うん』って言ってたから
ママ、迎えに行ってぎゅーしてあげて。
そしたら元気になるって!」
と、解決法を一緒に考えてあげていたり。
それを私に伝えにきてくれたり。
もちろん兄弟なので、喧嘩をすることもあるけれど
優しいお兄ちゃんになったなぁ。。。
と感じることが、たくさんあります。
もともと優しさの塊みたいな子だと親バカながら思っているけれど
そして、それと同時に思うこと。
伝えたくなること。
それは、ゆうちゃん(9歳)に「ありがとう」ということ。
小学1年生のおーちゃん。
実は、気持ちの立て直し方が少し苦手で
朝に予定外なことが起こったり
自分のこだわりとちがうことが起こったり
眠かったり
寒かったり
不安が強かったり
明確に学校に行きたくない理由を持っている日などは
「学校行きたくない」と泣き出して
行きしぶりをしていたことが何度もありました。
この話は長くなるので
その時のおーちゃんの様子や
おーちゃんの抱えていた気持ち
おーちゃんへしてきた対応などについてまた別の機会にまとめられたらと思うのですが
まとめられるかな
期待させておいてまとめられなかったらごめんなさい
とにかく、この1年
機嫌よく学校に行ける日もあれば
たまーに行きたくなくて朝からグズグズして
学校に遅刻したり
学校まで付き添ったり(私の時もあれば、パパの時もありました)
学校の近くまで行ったけど結局行けなくて家に引き返してきたり
どうしても行けなくて学校を休んだり
先生に相談したり
お友だちに助けてもらったり
色々あったのですが
最近心強いのは、一緒に登校しているゆうちゃんの存在。
以前は、朝グズグズしているおーちゃんに
「早くしないと私まで遅刻しちゃうよ!」
と、ぷりぷり怒って、なかなか出発しようとしないおーちゃんを置いて自分のお友だちと行ってしまおうとしたこともあったのですが。
そしておーちゃんは置いていかれそうなことに気持ちが付いていかなくて更に怒る。。。
(いや、ゆうちゃんの立場だったら焦るしごもっともな反応なんだけど
でもおーちゃんの気持ちのジェンガが崩れる決定打になったり。)
でも、変わったなぁ〜と思うのは
新居に引越したくらいから。
転校して環境も変わったので、緊張や不安から気持ちの波を崩すかな?行きぐずりが増えるかな?という私とパパの予想を裏切り
毎日、朝もシャキッと起きて
新しい学校にも楽しそうに通っていたおーちゃん。
そんなおーちゃんをみて、私もパパも
「もしかしたらおーちゃんの中で『大丈夫のコイン』が貯まってきたのかな?
前より随分しっかりした気がするし、本人のペースで成長してるんだなぁ(*^^*)。」
なんて、微笑ましく様子を見ていたのですが
年明けくらいから、やっぱり色々な(おーちゃん本人にとったら重大な)理由があって
学校行きたくない〜と愚図ることが何度かありました。
それでも、引越してから丸2ヶ月間
私が学校まで付き添って送ったことは1回だけ。
行きぐずりが理由の遅刻も欠席も、今のところはありません。
それには色々な理由があると思うけれど
中でも大きい理由なんじゃないかなと思えるのは、おーちゃんが愚図った朝も、愚図らない朝も
ゆうちゃんが、とにかくおーちゃんが楽しく出発できるように創作話を聞かせながら登校してくれていること。
話のお題をおーちゃんに問いかけて
そのお題で想像できるストーリーをゆうちゃんがその場で作り出し、それをおーちゃんに読み聞かせのように話しながら登校しているのを知ったのは、
朝、玄関で2人を見送る時に
ゆうちゃんが毎回
「おーちゃん、今日はどんなお話がいい?」
と、たずねていたから。
「うーんとね、今日は『亀』!」
と、おーちゃんが答えると
「オッケー👌じゃあ今日は『亀』の話ね!」
と、ゆうちゃんが答えて、2人できゃっきゃ言いながら元気に登校していくのです。
学校への行き道も、帰り道も、ゆうちゃんの創った話を聞きながら歩いているおーちゃんは
「◯◯(ゆうちゃんの名前)の話聞きながら歩いてるから、着くがあっという間!(*^^*)」
と、嬉しそうに教えてくれます。
もともと創作パワーがすごくて、空想の世界を作り出すのが得意なゆうちゃんだからこそ
ゆうちゃんも楽しみつつ
おーちゃんも楽しく出発できるという現象が作り出されたのかなと感謝で一杯なのだけれど
じーん、と感動したのは
おーちゃんがちょっと愚図って遅刻しそうになった朝に
いつもだったら「早くしてよ!」と急かしていたところを
「おーちゃん、今日はゆっくり行こうね。
あ、ゆっくりって、帰りのことね。
帰りは昨日のお話の続きしながら、ゆっくり帰ってこようよ(*^^*)」
と、声をかけていたこと。
「早くしてよ!」と急かしても
心がキュッと縮こまって動けなくなってしまうおーちゃんの気持ちを理解しているのかいないのかは分からないけれど
おーちゃんの意識を「今(朝)」ではなく、「帰り道」に向けてプラスの言葉を口にしたゆうちゃんのその言葉選びに
。。。あぁ、すごいなぁ。
ゆうちゃん、すごいなぁ。
と、感心して、感動してしまいました。
もちろんこれも、いつもこうなわけではないし、ゆうちゃんの機嫌が良くない朝だって、ゆうちゃんが焦る朝だって、あります。
でも、咄嗟にこういう言葉を選べるチカラに素直に感服してしまいます。
そんなやり取りをおーちゃんに重ねてきてくれたゆうちゃんが
ヘソを曲げたトウくんに付き添いなだめているおーちゃんの様子をみて
「おーちゃん、ママに報告に来るのこれで3回目だね。笑」
と、おーちゃんの伝書鳩ぶりにふふっと笑っていたので
「おーちゃんがこうやってトウくんに優しくしてくれるのは
ゆうちゃんがこれまでおーちゃんに優しくしてくれてきたからだよ。
人は優しくしてもらったことを忘れないから、優しい気持ちを誰かにもらったことがある人は、それを他の人にもあげることができるんだよ。
だから、今こうしておーちゃんがトウくんに優しくお世話してくれてるのは、ゆうちゃんがおーちゃんにしてくれてきた優しさのおかげなんだよ。
だから、ありがとう、ゆうちゃん(*^^*)」
と、ゆうちゃんに伝えました。
すると、
「そっかぁ〜そうなの?(*^^*)」と、
ちょっと照れ臭そうに首を傾げたゆうちゃんは
「じゃあさ、トウくんはおーちゃんからもらった優しさを次の弟にあげてくれたらいいね(*^^*)
あとは、トウくんのお友だちとかさ(*^^*)」
と言ったゆうちゃん。
本当だね。
本当だね。
おーちゃんからもらった優しさを
それをまたトウくんが、自分の周りにいる人に分けてあげてくれたら嬉しいよね。
そんな話をゆうちゃんとしているうちに
まだおへそが脇腹くらいにあるトウくんの手を引いて、おーちゃんがこちらに戻ってきました。
もらった恩を、くれた人に返すのが「恩返し」なら
もらった恩を、他の人へと送ることを「恩送り」と言う。
その言葉を知った時
なんて素敵な言葉だろう、と心を掴まれたけれど
恩だけじゃなくて
優しさもきっと、そうして私たちの間を巡っている。
もらった優しさを
また、他の人へと送る。
そして、その人はまた、もらった優しさを他の人へと。
そんな風に、優しさの輪が広がったらいい。
優しさをもらった記憶は、
その人の心の奥底に色付いて
決してなくなったりしないから。
本当に楽しそうに…というかゲラゲラ笑いながら登下校するゆうちゃん&おーちゃんの様子を見て
私も、ゆうちゃんがおーちゃんに聞かせる創作話の内容が気になり
「いつもどんな話をしてるの?」
と、ゆうちゃん&おーちゃんに聞くと
「もう数えきれないくらいの話したから覚えてないよー!」
と言われてしまい
でも
「そこをなんとか!少しだけでも!」と食い下がって聞いてみたら
「えーとね〜うーんとね〜
『亀と地獄』の話とか
『お金持ち』の話とか
『神様のおしっこ』の話とか
『ドロドロぴんぽん』の話とか〜
いつも話の登場人物は決まってて、私とおーちゃんと、なっちゃん(前の学校のお友だち)と、ゲストが出るのね。
そんで、そのゲストが毎回変わるんだけど
ゲストが「こそこそグリコパッチん」の時もあれば「こそこそグリコうんち」の時もあるよ☺︎」
という ゆうちゃんからの返事。
それを聞いて、また思い出しゲラゲラ笑いをするおーちゃん。
え、なにそれ
どんな話なのか
ママもめちゃくちゃ気になる
。。。。。。。。。。。。。。。。。
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