トイレに入っているトウくんが便座に座りながら
「ねぇねとにぃにが『それ変だよ〜!』って笑うんだよ。」
と ブツブツ言いだした。
一緒にしゃがんでトイレが終わるのを待っていた私が
「そうかぁ。
ねぇねとにぃには、きっとトウくんが大好きだから笑うんだね(*^^*)」
と答えると
ちょっとはっとした顔をして顔を上げたトウくんが
「そうやで?
ママもパパも、ねぇねもにぃにも、のんちゃんばぁばもまこじぃも、ちーちゃんもじーじも、パン屋のおばちゃんも、みーんな◯◯(トウくんの名前)のこと大好きやでっ。」
と、自信満々に言った。
みんな、自分のことが大好きだって
こんなに自信満々に言える
それは、子どもが自分のことを好きになれる土台でもある。
この想いに溢れた子どものこの顔を見ると 嬉しくなる。
自分がそのことに自信を持てない時期があって
いつも心がトゲトゲしていたからこそ
子どもたちのこの顔が
本当に嬉しい。
大人になるにつれて
どんどん忘れがちになってしまう
「自分は大事な存在」ということ。
そもそも
そのことを知らずに苦しんでいる子どももいる。
大人もいる。
自分か大事な存在であることを
知れるように
忘れないように
小さな頃からこの気持ちを子どもの心に積み重ねていくことの大切さを 様々なニュースや悩みに接する度 ますます感じるのです。
子どもたちには
この、自信満々の気持ちを忘れないようにいてほしい。
そのために私ができることは
まだまだ自分の気持ちを言葉にするのが苦手な子どもたちの
その小さな胸の中にしまいがちな想いを聴き
まだまだ腕の中にすっぽり収まる小さな子どもたちを
日々抱きしめ
大事、大事だと 小さな体に注ぎ続けること。
その私が信じる子どもの穏やかさを
多くの人に知ってもらえたらいいな。