にいただいた、コメントのやり取りから。
『んー、分かるような、分からないような。
シングルマザーで、親にも頼れず働きながら育児するのがやっとで、頼る人が居ない人はどうしたら良いものか。』
。
。
。
そうですよね。
ひとり親で頑張っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃると思います。
親族にはなかなか頼れる人がいない、という方も。
でも、そういう方たちにもやはり同じように考えてもらえたらと願ってしまいます。
これはひとり親のご家庭だけでなく、どんなご家庭でも起こりうることですが、
自分や子どものことを嫌いになってしまうほどに頑張り過ぎてしまうと鬱などの心の病を発症してしまったり、虐待などの問題につながってしまうこともあります。
しんどいなと感じた時は身内ではなくても、
救いの手を差し伸べてくれる機関や人は必ずいます。
そしてご本人がより楽な生き方ができるようなサポートを受けたり、時には職場を変えるキッカケになったり、保育園を利用するキッカケになったりすることもあると思います。
友だちとお茶をしたり、かかりつけの病院の先生に相談したりすることでも気持ちが楽になったりもします。
子育てで1番苦しいことは孤独になってしまうこと。
そして「自分は誰にも大切にしてもらえない」と思い込んでしまうことです。
歯車がズレたままではお互い苦しいままですが、子どもはその「気づき」を教えてくれています。
子どもは親を追い詰めるために存在しているのではなくて
親に「ほら、そこ、いつも頑張り過ぎちゃうとこだよ。」と伝えてくれています。
その部分を、意地を張らずに、認めて、周りを頼りまくって欲しいのです。
助けてくれる人は必ずいます。
今いないのであれば、まだ出会えていないだけかもしれません。
本当に辛い時は施設に預けることだって1つの正しい選択肢です。
それは逃げでも何でもありません。
誤解なきようにお伝えするのであれば
子どもの人生は子どものものであり、子どもの命も子どものものです。
親のものでもないし、他の誰かが自由にしていいものではありません。
子どもは自分の人生を生き、
自分の命を全うするために生まれてきたのだと、私は思っています。
その点で言えば、
『親を救うため』『親をたすけるため』だけに子どもは生まれてきたわけでは決してないのですが
親が、親自身をきちんと大切に思えるようなキッカケを子どもは導きにきている。
私にはそう感じられてならないのです。
そのサインを、どうか流さずに受け取ってみてほしいのです。
そんな思いでこの記事を書きました。
なんだか長くなってしまいすみません。
どんなものであれ、子どもが渡してくれる箱の中には必ずメッセージが入っています。
子どもにイライラしたりした時には、自分の頑なに守ってきた「こうであってはダメ」の価値観やルールを疑うキッカケにしてみて下さい。
少しずつ、少しずつ、『あなたから』何かが変わるかもしれません。