私が体調を崩してから
毎週月曜日に、我が家にひじきの煮物が届きます。
送り主は、埼玉の実家に住む私の父。
今週は、ひじきの煮物と一緒に、ごぼうのきんぴらも届きました。
2ヶ月ほど私が体調を崩していると知った父は
父なりに頑張って調べてくれたらしく
「ひじきが貧血にはいいみたいです。」
とLINEをくれたかと思っていたら
その次の週明けには、ひじきの煮物が京都の私の元に届きました。
「作ったから送ります。」
とも
「自分が作りました。」
とも何も言わずに、
黙って送ってくるところが
いかにも父らしくて笑ってしまうけれど
仕事が休みの貴重な日曜日に
実家の台所で父が奮闘してくれている様子を、母からこっそり連絡を受けて、全部知っていた私。
はじめのうちは
「ひじき、ありがとう(*^^*)
びっくりしたよ(*^^*) すごく美味しかったよ!」
と、父にお礼の連絡をすると
「最後の仕上げはお母さんがしてくれました。」
という返事が返ってきたので
母にも
「お父さんから煮物が届いたんだけど、ちーちゃん(母)が仕上げしてくれたってお父さんから聞いたよ(*^^*)
ちーちゃんもありがとう(*^^*)」
と、お礼をすると
「あぁ、そうなのよ
お父さん、頑張って作ってたんだけど、
『…なんだか味が足りない気がする』
って私のところに持ってきたから
味見して、あぁ、お醤油とみりんね!って少し加えてあげたら
『…本当だ。』
って、言ってたわよ」
なんてことがあったらしい、父と母からのひじきの煮物。
でも今では、父が1人で完璧に作れるようになったようで
母の手助けもかりずに、調理から発送まで父がしてくれているそう。
(これも父本人は自分から言わないので、全部母からの情報。)
毎週月曜日に、私のもとに黙って届くひじきの煮物。
たっぷりのひじきの中に
たっぷりの鉄分と一緒に
たっぷりの愛情が入っているのを感じて
毎週月曜日、泣けて泣けて仕方ない。
父って、こんな人だったっけ。
父って、こんなにあったかい人だったっけ。
口数も少なく、厳格で、仕事人間だった父。
父が何を考えているのか分からなくて
父に自分への興味をもって欲しくて
子どもの頃はいつも父の顔色を気にしていた気がする。
父も、私も、歳を取って変わったところは
きっとたくさんあると思うけれど
でも
私が結婚し、妊娠して、子どもたちを産んでから
実家で一緒に暮らしていた時には気づけなかった父の優しさに触れて胸が熱くなることが
本当にたくさんある。
最初は孫が可愛いだけなのかと思っていたけれど
違った。
父は私のことをちゃんと好きなんだ。
それも、ずーっと昔から。
と、ここ最近、心から感じられるようになった。
そのことに気がついた時
ちょっと 衝撃だった。
この1年くらいは、
前にも増して父の優しさを真っ直ぐ感じる場面が頻繁にあるのだけれど
私はそれが嬉しくて、
不器用すぎる父が愛おしい。
私と父の重なる人生の中で、
あと何度伝えられるか分からない
「ありがとう。大好きだよ。」を
惜しみなく、惜しみなく、
父にも何度も伝えていきたい。
毎週月曜日の午前中、
黙って届くひじきの煮物を受け取りながら
その中に詰まっている父の思いを受け取りながら
そう思うのです。
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