私が
子どもの頃に
本当の本当に悲しかったのは
万引きや悪さを繰り返す私のことを
母に頭ごなしに叱られたことや
どうにもならない苦しい気持ちに気づいてもらえなかったことでは
ありません。
いや、それも確かに悲しかったことで
だからこそ私は
子どもの行動ではなく、心の声に注目して
子どもに愛されている実感を注ぐ子育てを15年間してきましたし
そのメソッドを、たくさんの方に届けてきました。
でも、最近よく思うのです。
私が子どもの頃に
本当に悲しかったこと
それは
大好きな、誰よりも守りたかった母を
私自身が悲しませて
泣かせてしまっていたことでした。
充分、辛い思いをして、大変な母を
困らせたくなんてないのに
誰より 幸せに笑っていてほしいのに
母を困らせる行動でしか
母の注意を引けないことに
自分のSOSを表現できないことに
心底絶望していたし
そんな自分をずっと責めていました。
私は あの当時
私の気持ちに気付いてくれない、分かってくれない
母のことが嫌いでした。
それ以上に
母を困らせる存在の自分が 嫌いでした。
自分のことを簡単に嫌いになれるくらい
私は ずっと
母のことが大好きでした。

