言葉にして伝えたい理由。

ママちゃんのひとりごと

春休みを利用して実家に帰省してます。


もう、明日京都に戻るけれど。



お正月に会えなかった母方の祖母や

家に一時帰宅していたばあばたちに顔を見せにきました。



おばあちゃん孝行する為にした今回の帰省。




元気でいてくれること。

また笑って会えたこと。


それだけでありがたいし、嬉しい。




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子どもの頃

毎週末のように泊まりに行き、かげでこっそり「おかあさん」と呼び、
ずっとお世話になり慕っているばあばが

去年の春  施設に入ることが決まりました。



会う度に  少しずつ  少しずつ老いていくばあばの姿を私は見てきたし

1人で出掛けた先で倒れたり、意識が飛んでしまったり
1人で行動するのが難しくなってきたことも家族から知らされて分かっていました。


だから、ばあばの安全や健康を考えれば

施設にいてもらうことはばあばにとっても、家族にとっても必要なことであることは理解していたのだけれど


でも。


私には見えない終わりがついに始まったような気がして

それが  とてもこわかったのです。





私の耳には 足音は聞こえません。



でも、確実にその日は近づいているのだと


それを意識せずにはいられなくなったのです。






私は今までばあばに手紙もたくさん書いてきたし

写真もたくさん送りました。



子どもの頃には  不恰好な折り鶴や

ばあばの似顔絵をたくさん描いて贈りました。



大人になってからは
誕生日や敬老の日にはプレゼントを贈り


離れて暮らすようになってからは電話もしたし

長期休みの度に会いに行きました。



自分の結婚式の時には

披露宴の最中、ばあばに手作りの座布団をサプライズプレゼントしました。






ばあばとの思い出は数え切れないほどあります。


ばあばと出掛けた場所や、一緒に過ごした時間、一緒に写っている写真や、交わした言葉も  

それはそれは  数え切れないほど。



私はこうして想いを今まで何度もカタチで表してきたし

そして  カタチで残してきました。



だから

私がばあばのことを大好きなことは

ばあばは  きっとよく知っているはずです。




でも  ばあばが施設に入ることが決まってから

私の中にはずっと同じ不安が渦巻いていました。



それは

『私は今までばあばに何をしてあげられただろう。』

『私はこれからばあばに何をしてあげられるのだろう。』

『これから先 、何をすれば
私のばあばへの気持ちがちゃんと伝わっていただろうか  と、後悔をしないで済むのだろうか』

ということです。




そう思えば思うほど

私は  あの言葉を伝えていないことに気が付きました。



「ありがとう」というような感謝の言葉ではありません。


感謝の言葉は今まで擦り切れるほど伝えてきました。




私が伝えていなかった言葉。


それは  「大好きだよ」の一言です。




子どもの頃

何の迷いも遠慮もなくぶつけてきた

「ばあば、だいだいだいだい、だーーーーいすき!!」の一言。




手紙では

「大好きだよ」
「ばあばがいてくれて私は幸せだよ」

ということは今までも書いてきました。


でも、大人になり、いつからか言葉で伝えていなかったことに気が付いたのです。





『どうしたら  相手にこの気持ちが間違いなく伝わるのか』

『この想いを伝え切れたのかと、後悔しないで済むのか』



簡単なことです。



伝えることです。



【伝えられる距離に  伝えたい人がいる】

こんなに贅沢で  

こんなに幸せなことはないのだから。



今しかないのだから。



伝えればいいのです。





想いは  言葉にした瞬間

間違いなく相手に届きます。




輪郭を描き足す。


額でふちどる。


「月かもしれない」が「月」になる。



言葉にするって、そういうこと。

言葉のチカラって、そういうこと。



言葉にすれば  届け損なうはずがないのです。



伝わらないわけがない。




だって  「大好きだ」  って  

私の紡いだ言葉が。

私の体から生まれた音が。

こうして空気を震わせて相手に届くのだから。






私は、今  ばあばとの別れ際には



「また会いにくるね」

「あったかくしてね」

「無理しないでね」

「好きなもの美味しく食べてね」


「ばあば、大好きだよ」


「大好きよ」


そう伝えて  ばあばを抱きしめています。


今回の帰省でも、もちろん。


ばあばは、笑っています。






いくら心構えをしていたって

後悔しない別れなんて  ないのかもしれません。



でも

「伝わっていただろうか」という不安や後悔を残したくないのです。



伝わっているばず。

伝わっているだろう。では嫌だから。



とてもとても大切な人だから  

間違いなく伝えたい。




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いつまでも会える人なんて  この世にいません。


遠くない未来に

私は必ずばあばに2度と会えなくなります。



それが十年後なのか
何年後なのかは分かりませんが


その日が来るという事実だけは

私は知っています。


寂しくて
悲しくて
悔しいけれど  知っています。


どしようもなく訪れる未来であると、分かっているのです。


だから  会える今日に  伝えたい。





私は伝えます。


会えるから言います。




大きな声で泣いていた私に

怒っていた私に

寂しがっていた私に

へそ曲がりな私に

癇癪を起こしていた私に

甘えん坊だった私に

意地悪だった私に



「あなたがいてくれたから

私の人生はとても楽しかったわ。」と言ってくれたばあばに



大好きだよ  って


泣きたいくらいに膨らみ続けたこの気持ちを



惜しみなく。




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LICO

幼児期・学童期の家庭における親子関係改善アドバイザー/子育てアドバイザー。
保護者のみならず公認心理師・臨床心理士・保育士・幼稚園教諭・学校教師・保健師・児童養護施設職員などが相談に訪れる「心の土台を育む子育てアドバイザー」。
【子育てハッピーワーク21days】【子どもの話と子どもの心の聴き方ワーク】の運営責任者。

問題行動を繰り返した自身の幼少期の経験を基に、研究模索し構築された育児法を軸として「【愛されている実感】を、すべての子どもたちへ」を信念とし、子どもたちと穏やかに向き合うためのヒントや、我が家の日々の出来事などをブログで紹介しています。

私の願いは、
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