行きしぶる子どもの前で言わないようにしていたのは、あの言葉

ママちゃん育児法-愛され実感子育て法-


さぁ今日は、私が行きしぶるおーちゃんの前で言わないようにしていた言葉があるのでそのお話〜☆



おーちゃんに向かって言わないようにしていた言葉は

「行けないことを否定しない・責めない」

「お友だちや他の兄弟と比べるような発言をしない」

などがありましたが

今回はそれとはちょっと違う観点の話です。



LICO

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これね〜、つい言ってしまいそうになる自分に気づいたのは行きしぶりが始まってすぐの頃のこと。



5時間目開始前に学校までなんとか行った日がありました。



ちなみになぜその時学校に行ったかというと、7月16日に担任の先生とした電話で「学校へのこころの距離が離れ過ぎてしまうとまた来るのにハードルが高くなってしまうことがあるので、毎日少しの時間だけでも学校に来てもらえたら」という話があったこと。



そしてコロナ禍で通常とは違う学校の新学期で、私もその時まで担任の先生に会ったこともなく顔も知らない状態だったので挨拶をしたかったのもあり、5時間目だけ先生に会いに行こうとなんとかおーちゃんを説得して手をつなぎながら学校へ行ったのでした。



おーちゃん行きしぶりの話。



学校に着いたものの、岩のようにかたまり正門玄関から動かないおーちゃん。

私たちの存在に気づいた学校の先生たちが代わる代わる話しかけてくれましたが、おーちゃんはその度に泣きそうになり、首を前に90度曲げて決して顔を上げようとしませんでした。



おーちゃんの様子を見に来てくれた担任の先生。

「よくきたね」

「がんばってきたね」

「教室行ってみる?」



おーちゃん、無言。



「先生5時間目教室行かなあかんから、一緒に行こうか?」

「それとも帰る?」

「おーちゃんはどうしたい?」



何を聞かれても終始おーちゃん無言。

泣き出す。

動かない。



「お母さん、私もうそろそろ教室戻らないといけないので、もし今日これからどうするか(この時先生が出してくれていた選択肢は「帰る」・「放課後までここで待って誰もいない教室でお話する」・「保健室で5時間目を過ごす」)決まったら職員室にいる先生の誰でもいいので伝えてください」

「あ、でもその前に、おーちゃんに渡したいプリントがあったので今持ってきますね!」

担任の先生が職員室に戻っているその間も、おーちゃんの状況を知らない色んな先生が

「お、どうした?」

「大丈夫か?」

「先生と教室いこか?」

「だれか他の者呼んできましょうか?」

「お母さん、赤ちゃんもいはるし、そこの椅子使ってください。」

と、おーちゃんや私にたくさん声をかけてくれました。



でも返事もできなければ、動くこともできないおーちゃん。

おーちゃんの身体はガチっとかたく強張り

こころはシャッターを完全に下ろしていました。





担任の先生も、クラスの子たちが待っているからおーちゃんに付きっきりなんてもちろんできないし、その忙しい中で玄関まできてくれておーちゃんに時間をかけて話をしてくれています。



そのことへの申し訳なさのようなものは私の中に間違いなくありました。



そして、たくさんの先生が声をかけに立ち寄ってくれるものの、おーちゃんが返事をできず黙ったままでいる度に私はついあの言葉を言いそうになる自分に気づいたのです。



それは

「すみません」

という言葉です。



そして、その言葉を言いそうになる自分に気づいたと同時に

おーちゃんの前で言わなくていいと思った言葉です。





「すみません」




それをおーちゃんの前で言うことで

おーちゃんを申し訳ない存在のようにしたくありませんでした。




自分を、ママが謝らなければならない存在だと感じてほしくありませんでした。





おーちゃんの学校に行きたくない気持ちも

おーちゃんが動けないことも

おーちゃんが不安をたくさん抱えていることも

申し訳ないことでもなんでもない



そう思ったのです。





そして、学校に行きたくないと訴えるおーちゃんに話しかけてくれるたくさんの先生や、おーちゃんのために過分に時間を作ってくれる担任の先生、心配して何度も様子を見に戻ってきてくれる保健の先生に

「すみません」の代わりに私が伝えるべき言葉は



「ありがとうございます」

だと思いました。





誰かの時間を頂戴していると思うとつい「すみません」という言葉が口から出そうになりましたが



「おーちゃんは、私が誰かに謝らなければいけないようなことをしてはいないし

おーちゃんは、私が誰かに申し訳なくなるような存在なんかじゃない」

そのことを、おーちゃんには絶対!分かっていて欲しかったし



おーちゃんのために時間を作ってくれる先生たちに、おーちゃんの前で伝えるべきは

「すみません」「ごめんなさい」「申し訳ありません」

ではなく

「我が子のために尽力してくださり、本当にありがとうございます」

であると、学校の先生たちのあたたかさに触れながら感じました。





私はこの日から

「いつもありがとうございます」

「よろしくお願いします」

「感謝しています」

「助かります」

「嬉しいです」

そんな言葉を

休むこと・遅刻することを学校に伝える電話口で。

先生たちが話しかけてくれる学校で。

おーちゃんが聞いている前で、先生たちに心をこめて伝え続けました。



ありのままを表現するおーちゃんはそのままでいいこと

おーちゃんが選んだことは何も悪いことじゃないこと


大事なおーちゃんを、一緒に守ろうとしてくれる先生たちにママが心から感謝をしていること

そんなことがおーちゃんに届いてくれたらと願いながら。







今は行きしぶりも本当に落ち着いて

「好きな授業だったら土日も学校でもいいかも。だって学校楽しいし♪」

なんて言うようになるほどまで(涙)、おーちゃんは毎日楽しそうに「いってきます」と「ただいま」を繰り返していますが

これから先も、きっと先生や周りの人たちに助けられながら、支えられながらおーちゃんは学校生活を送ることと思います。



おーちゃんをサポートしてくださる人たちに、私はこれからも

「すみません」ではなく

「ありがとうございます」

と伝えていきたいし



おーちゃんには

自分が困った時やつらい時に寄り添い手を差し伸べてくれる人に「申し訳ない。。。」と後ろめたさを抱くのではなく、「ありがとう」と感謝をできる人になってほしいとも思います。





そして、自分の存在や自分の選択を「すみません」と自己否定することなく

自分の存在や自分の選択に、自分で「ありがとう」と肯定できる人になって欲しい

そう願っています。(o^^o)




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LICO

幼児期・学童期の家庭における親子関係改善アドバイザー/子育てアドバイザー。
保護者のみならず公認心理師・臨床心理士・保育士・幼稚園教諭・学校教師・保健師・児童養護施設職員などが相談に訪れる「心の土台を育む子育てアドバイザー」。
【子育て相談室】【子育てハッピーワーク21days】の運営責任者。

問題行動を繰り返した自身の幼少期の経験を基に、研究模索し構築された育児法を軸として「子どもたちに【愛されている実感】を」を信念とし、子どもたちと穏やかに向き合うためのヒントや、我が家の日々の出来事などをブログで紹介しています。

私の願いは、
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