子ども(赤ちゃん)は、
1人ではご飯も獲得できません。
1人では体温調節もできません。
1人では何もできない生き物です。
だから、必ず、誰かお世話をしてもらう必要があります。
誰かに愛してもらう必要があります。
それは、誰かに愛してもらい、誰かにお世話をしてもらわないと、生きていくことができないからです。
子どもにとって、愛されることは、生きることに直結しています。
愛されることは、生きること。
愛されたいと願うことは、生きたいと願うことです。
人は社会性の生き物なので
誰かに愛され、認めてもらえた時に、自分はここにいていいのだと実感できます。
誰かに「いいよ」と言ってもらえた自分を、自分で認められるようになります。
誰かに好きだと言ってもらえる自分のことを、自分でも好きになっていきます。
誰かに信じてもらえる自分のことを、自分でも信じられるようになります。
誰かに大切にしてもらえている自分のことを、自分でも大切に思えるようになります。
自己肯定感もとても大切。
でも、本当に もっともっと大切なのは、自己肯定感を支えている、大きな土台。
特に、自分1人では自分の価値を見出しにくい小さな子どもたちには。
自己肯定感が深く、安心して根を張れるような、土台。大地が必要不可欠なのです。
大地が豊かなら
支えられているその木は太く大きく育ち
そして きっとその枝には たくさんの実がなるから。
愛されている実感を育むことは、難しいことではありません。
あなたに会えて嬉しいこと。
あなたのことを知れて嬉しいこと。
あなたの話を聴けて嬉しいこと。
あなたは、あなたのものであること。
そんな事実を、真っ直ぐ、ただただ、真っ直ぐ、伝えていくことです。
小手先の技術なんてありません。
劇薬もランプの魔人もいりません。
子どもに必要なものは、いつだって、子どもがちゃんと教えてくれています。