私が今回の流産をあまり悲しまずに終えられた理由

流産のこと

この夏、お腹にいた11週の赤ちゃんとお別れをしました。



自分が経験したこと、感じたことを備忘録も兼ねて。
「流産のこと」のカテゴリーでこれまでの記事を読むことができます。

ゆっくり、ゆっくりの更新になってしまい、記事が飛び飛びですみません。
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手術着に着替えて部屋を出ると

そこには妊婦健診で見慣れた内診台のような椅子があって

看護士さんに誘導されるままその椅子に座ると、「それでは始めますね」と、カーテンのような間仕切りの向こうから先生の声。

そして看護士さんに「麻酔を打ちますね。」と言われ、それと同時に右腕に針を刺される感覚。



人生初めての、全身麻酔による手術。



私の座っている椅子の背もたれが  

次第に後ろに倒れていく。




麻酔をされてすぐに私の目の前はだんだん狭く、暗くなっていき





そして  私はそのまま夢を見ました。





身体が後ろに倒れていく現実の動きそのままに

私の身体は止まることなくそのまま逆さまにゆっくり倒れていって

頭を下にしてゆるゆると流されていく。



聞こえてくるのは

小豆を洗うような

ビーズを高いところから大量にぶちまけたような

ザーーーーーー  という音


でもそれはテレビのノイズのような、耳を塞ぎたくなるような嫌な音ではなくて

心地いい  奥行きのある音で。



もしかしたら
血や体液が身体の中を流れる音ってあんな感じかな、と思えるような響きでした。



その  ザーーーーーー  という音の中


気が付けば私は

光るラメのような粒子が入ったふわふわの雲の中にいました。


キラキラピカピカ煌めくその雲は 

ピンク  白  黄色  水色   などのたくさんの淡い色で出来ていて

カラフルな綿菓子の中みたいな場所でした。


そしてその綿菓子のような、雲のようなものは、昔、理科の授業で見た小腸の絨毛のような形を成していて

ヒダがたくさんあって 

うねうねしていて


とても柔らかくて。。。



私はその中を

たくさんの何かに押されながら どこかに運ばれていました。




私を運ぶたくさんの何かが何だったのかは

今は全く思い出せません。


でも、私のことを、どこかに一生懸命に押し運んでいるその何かに対して  恐怖心のようなものは夢の中の私には一切ありませんでした。



まるで  「こっちだよ、こっちだよ」  と  私を取り囲み運ぶその何かたちに

私は力なく寝転がったまま、ただただ身を委ねていました。





怖くて不安な手術だったのに

私はその手術の間、

ずっと夢の中で幸せな感覚に包まれていました。




あったかくて、キラキラしていて、優しくて


その私を運んでいく何かたちは私から離れず
まるで私を慕ってくれているようで  とても愛らしくて


夢の中の私は  とても幸せでした。






全身麻酔で眠っている間に見たこの夢の感覚を

私は今でもハッキリ覚えていて


それがあまりにも豊かで、幸福な気持ちに溢れていたせいか

流産をし、手術をしたことに対してもちろん「あの子のことも  この手で抱っこしたかった」という寂しさはあるものの


立ち直れなくなるほどに、悲観しすぎることなく済んだ大きな要因となったように思います。





あんまり不思議体験をするタイプの人間じゃないのだけれど(自分ではそう思っているんだけど)


あの夢の存在に  私は救われた気がするのです。





あの夢は何だったんだろう。



あの夢の中で  私はどこにいて

私は何に寄り添われて


どこへ運ばれていたんだろう。



なんとなく、不思議なメッセージをもらったような気がして  


手術後から今まで

何かに守られているような、包まれているような。。。そんな穏やかな気持ちで前を向けています。













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LICO

作家。ブロガー。
保護者のみならず保育士・幼稚園教諭・学校教師・児童養護施設職員など、保育・養育のプロが相談に訪れる「心の土台を育む子育てアドバイザー」。

問題行動を繰り返した自身の幼少期の経験を基に、研究模索し構築された育児法を軸として「子どもたちに【愛されている実感】を」を信念とし、子どもたちと穏やかに向き合うためのヒントや、我が家の日々の出来事などをブログで紹介しています。

私の願いは、
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