言いたくないこと
教えたくないことは
別に教えなくていいのです。
親だからと言って 全てを知る必要はないし
子どもにだって
「話したくないことは話さなくていい権利」があります。
だからこちらからズケズケとは踏み込まないし
様子を見て 待つのみです。
子どもが話したくなった時には
子どものタイミングで来てくれればいいし
待った結果、
話したくならなくても
どちらでもいいのです。
私は聴く姿勢を持って
「門はいつでも開けてあること」を
子どもたちに日々のやり取りの中から伝えるだけ。
そして、
「例え親には話せないと思うことがあっても
お友だちや先生、
おじいちゃん、おばあちゃん、
電話相談室の人
あなたの気持ちを聞いてくれる人は
この世界にたくさんいること。」
「誰に話すかは
あなたが決めていいこと。」
「苦しい時には
誰かに話してみてね。
どうか1人で苦しまないでね。」
そんなことを
折に触れて 子どもたちに伝え続けています。
もちろん
子どもがその相談相手として
安心して私を選択肢に入れられるように
日々の薄膜のようなやり取りの中から
子どもにとって信じられる人であれるよう
小さなことを大切にしながら子育てをしてきています。
でも、結局 私に話してくれなかったとしても
そんなのどうでもいいのです。
子どもが誰にも言えず
1人で悩み苦しみ追い詰められてしまうくらいなら
誰でもいいから
子どもが「話したい」と思える人に助けを求めてほしい。
絶対、絶対、助けてくれる人がいるから
どうか人を信じて頼ってほしい。
子どもが苦しみから救われるのなら
それでいいのです。
「世界はちゃんと優しいこと」を
子どもが心から信じられるような子育てを
これからもしていきたいと思っています。