自己肯定感が低いから学校に行きたがらないの?

保育園・幼稚園 入園時期

我が子が小さい頃からブログ読んでます😊

本も購入して読ませていただいてますが、初めてメッセージします。

私は保育の業界にいるのですが、保育士なら我が子はある程度しっかり?育てないと、保育士としても偉そうな事(というか、普通に懇談とかでアドバイス)を言えないような気が勝手にしているんですが、

りこさんは、「子どもの心が穏やかに育つ魔法の子育て法」を謳い文句にしておられる中で、我が子が不登校になり気味だということにプレッシャーを感じることはないですか?

「子どもの心、穏やかに育ってないじゃん!」って思われそうだなとか、そういう不安のようなものは感じることはないでしょうか?

私自身が勝手に、保育士なら我が子も自己肯定感高く、しなやかな心に育てられるはず!そういう言葉がけも知ってるし、そう育つと思う!と、何かしらの強迫観念?のようなものにとらわれているだけなのですが。笑

おーちゃんが頑張って学校に通ってるのは応援しているのですが、

それとは別問題で、りこさんがそう感じることはないのかな?と思いました。

ごめんなさい、素朴な疑問なので、スルーしてもらってもかまわないのですが

(相談ネーム ぴぴ)

ぴぴさん

いつもブログを読んでくださり、本まで買ってくださりありがとうございます
(*^^*)!

なるほど!

ぴぴさんの(ご本人いわく強迫観念のような?)不安についてお答えしますね(*^^*)

長くなるので、ブログにて返信させてください!

順番にゆっくり行きますね

LICO

LICO

久しぶりに長いよー!?笑笑

LICO

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あ、ちなみに「穏やかに育ってないって言われそう」というプレッシャーみたいなものは全くありませんでした。笑

おーちゃんの中に【愛されている実感】が鎮座していることは彼と一緒に生きていて感じることができるので(*^^*)

とは言っても自己肯定感があるかないかは本人にしか測れないことだと思うので、私がどうこう言えないのが正直なところです。

それよりも自分には何ができるかに必死でした。

おーちゃんはなにが不安なのか、どうサポートしたらいいのかの選択肢が絞りきれなかったうちは私もどうしようか迷って焦りからイライラしてしまうこともありましたし。。。(反省)

とにかく「おーちゃんへの対応」に全集中していました!





まず、「自己肯定感って何だろう?」っていうところから
(*^^*)



自己肯定感とは

「自分はここにいていいんだ」

「自分は必要な存在なんだ」

と自分で自分を大切に思えるチカラのことです
(*^^*)



この自己肯定感は

「生まれてきてくれてありがとう。」

「あなたがいてくれればそれでいいのだ。」

「あなたは存在しているだけで周りを幸せにしているんだよ。」

「ありのままのあなたでいい!」

そんな無償の愛の中で育つもので



「自分の存在には無条件で価値がある」と、
自分自身が信じることのできる「自分の命」に対する根拠なき、肯定的な、無限のパワーであり、人間の生きるチカラの土台です。

そしてこの自己肯定感を支えているのが

認めてもらえた経験

許してもらえた経験

信じてもらえた経験

尊重してもらえた(子ども自身が選択・決定する)経験など

「愛されている実感」に基づくものであると私は考えていて、愛されている実感のある子どもは自分を愛し周りを愛せる穏やかなこころに育つと提唱しています(*^^*)

LICO

LICO

自分を愛せることは豊かな人生のベース



さて、話はぴぴさんの質問に戻りますが、「学校に行きたくない」と訴える子どもはなぜ「行きたくない」と訴えるのでしょう。



ぴぴさんが不安に感じている部分。

「学校に行きたくない」と訴えるのはどんな子なのか?

次はその説明をしていきます(*^^*)





「学校に行きたくない」と訴える子の中には環境が変わることにすぐに対応するのが苦手な子がいます。

新しい場所・新しく出会う人たちの中で自分の居場所を作れるまでは大人であってもドキドキ緊張したり不安を感じるものですよね(*^^*)



子どもでは新学期、入学入園、転校の際、不安がなかなか消化されず「行きたくない」と訴える子がいます。

特に、繊細・人見知り・慎重・恥ずかしがり屋などの個性や気質を持った子はこの不安を感じやすい傾向があります。



これはその子特有の気質による反応なので、自己肯定感が高ければ緊張しないか?というとそんなことはなく(*^^*)



この場合は、時間の経過と共にその子の中の「大丈夫のコイン(自信)」と「そのコミュニティへの信頼と安心」がその子のペースで育まれていけば環境に慣れていくことが多いです。

必要なのは、新しい環境に慣れるための「時間」と「小さな成功体験(大丈夫のコイン)の積み重ね」と「安心」です。

その子の自己肯定感を高めたからと言って、新しい環境に早く慣れるようになるわけではないのです(*^^*)



LICO

LICO

ちなみに、小さな成功体験とは、何かを達成するような大きなものではなくて、「通学路を歩けた」「教室に入れた」「お友だちと楽しく会話ができた」など、本当に小さな、でもとても大切な「できた!」「このコミュニティの中に自分の居場所がある」と、実感できる体験のことです(*^^*)

そして

慣れる時間はその子によって違うことは過去の「大丈夫のコイン」の記事から是非読んでみてください(*^^*)



 

また、ゴールデンウィークや夏休み明け、長期休校後に「行きたくない」と訴える子どもの心理についてですが、連休が続いた後、仕事に行きたくないなぁ。。。と思うことは大人でもありますよね。

「あー!!めんどくさー!!」

って(*^^*)



日曜日の夜に放送されるサザエさんを見て「あぁ、明日仕事行きたくないなぁ。。。」と憂鬱になるお父さんのことを「サザエさん症候群」などと言ったりしますが、そんな風に大人に起こる感情が子どものこころにも当たり前に起こるのです。



気持ちが完全OFFの状態からONにするのってすごいパワーを使います。

社会に出るって、パワー、いるんですよね。。。



大好きなママや安心できる家を離れて、決められた時間の中、決められたことをこなし、周りとの優劣に否応なしにさらされるたくさんの刺激(ストレス)の中、心が疲れてしまう子もいます。



長期休みなどで心が「学校に行っていない状態」を快適だと認識している場合、その後「学校に行く」ことは不快に感じやすいのです。

ストレスや不安を回避しようとするこの行動は人間の本能的な機能で、自己肯定感とは関係がありません。



長期休み明け、学校から「今日楽しかったー」と元気に帰ってくるけれど、朝、家を出るまでがハードル高く感じる子も。

これも多くは時間が解決しますが、気持ちの切り替え自体が苦手な子もいます。



でも、気持ちの切り替えの上手い下手も、その子の個性です。

これも自己肯定感とは関係ないので、その子のペースを見守りつつ、気持ちの切り替えが出来るような環境を整えたり、その子の不安に寄り添った声かけをしてサポートをしてあげてください(*^^*)



そして、これ以外にも「学校に行きたくない」と訴える子どもが抱えている理由は数えきれないほどたくさんあります。

・大好きだったおばあちゃんが亡くなってしまった。

・可愛がっていたペットが死んでしまった。

・学習障害やHSC(今回はみなさんに伝わりやすいようにこの言葉を使いますね)や特性があり学校生活がつらい。

・勉強のペースについていけない。

・授業がつまらない。(勉強内容が簡単すぎる・授業内容に興味を持てない・先生の教え方がつまらないなど)

・学校でいじめられている。

・先生が信頼・信用できない。

・家族が病気になり家から離れるのが心配・不安。

・両親が喧嘩をしていて気持ちが不安定。

などなど!



これらも、その子がそれまで育んできた自己肯定感とは全く別の場所にある、子どもが「学校に行きたくない」と言い出す要因です。



学校に行きたくない理由はひとつではなく、複合的に絡まっている場合が多いのですが、

これだけを見ても、「行きたくない」と訴える子への対応も千差万別であること、

そして「行きたくない」と訴える子に影響しているものが【その子が生まれてからこれまでの親の関わり方だけ】ではないということを感じてもらえるかと思います。



また

学校や先生、お友だちなどの周りの人の無理解な対応によっては、学校に通うことで自己肯定感が削られてしまう子もいます。



学校に行くのをやめることによって、自分の自己肯定感を守り、保てる子もいるのです。



自己肯定感を育む基本は家庭、特に親の関わり方であることは間違いないのですが、

親がどんなに自己肯定感を育むような働きかけをしていても、保育園や幼稚園、学校、習い事などで自己肯定感を削られてしまうような経験をすることだってたくさんあります。



つまり、学校に行きたくないと訴える子は

①もともと自己肯定感が低くて自分に自信を持てない

②環境になじめないことで自信を持てなかったり、コミュニティの中の人間関係や、コミュニティの中で起きる出来事がきっかけとなり自己肯定感が低くなってしまった

③自己肯定感とは全く関係ない部分に不安や落ち込みを抱えている

など、その子それぞれに背景が違うのです。



一括りに「学校に行けない子はもともと自己肯定感が低いから」とまとめてしまうのは、その子が抱えている本当の不安を見つけ、その子が本当に必要としているサポートにたどり着けなくなってしまうので注意が必要です。



もともとの自己肯定感が低いことが原因で自分の存在自体に自信を持てず「学校に行きたくない」と訴える子も確かにいます。

ですが、これまでお話したように、【学校に行きたくないと訴える子は、もともと全員自己肯定感が低い】のだろうか?というと、そうではないのです。



逆に、「学校に行ける子が全員自己肯定感が高いのか」というと。。。

悲しいけれどそんなことはなくて、日本における高校生の約
7割が「自分はダメな人間だと思っている」という結果が出ています。



本当に胸が苦しくなるような結果ですが、日本は先進国の中でもトップクラスの若年層の自己肯定感が低い国です。

【データで語る日本の教育と子ども】 第3回 自己肯定感が低い日本の子どもたち-いかに克服するか – CRN 子どもは未来である







さぁ!! ここまですでに長く話してしまいましたが(笑)!

ここからが本題(*^^*)



ぴぴさんのお子さんがもし「学校に行きたくない」と言うことがあった時は

「私の子育ての仕方がダメだったんだ」

「自己肯定感がない子に育ったんだ」

という負い目などを持ったり

焦りから子どもの気持ちを無いものにしたり

隠したり

本人の限界を見極めずに無理やり登校させる必要はまーーーったくなくて
(*^^*)





自分の子がその時に何を必要としているのか

どうしたら不安が解消できるのか

どうしたら自分の子どもが笑顔になれるのかということに、とことん寄り添ってあげてください(*^^*)



「学校に行きたくない」と訴えられることは怖いことでも何でもなく、自己肯定感のある無しに関係なく誰にでも起こりうることです。



そして不登校している子どもたち、行きしぶる子どもたちが一括りに心が穏やかに育っていないとも全く思いません(*^^*)



不登校や、登校拒否、行きしぶりは「悪」でも「子育ての失敗」でもありません。



むしろその子にその時必要なサポートや、必要な場所を見つけてその子の自己肯定感をより育む素敵なキッカケになるはず(*^^*)

なので「学校に行きたくない」と子どもが言い出すことは全く問題なくて、むしろ子どものSOSのサインに気付いた後の対応が大切です。



あらゆる子どものサインを無視し続けて無理を強いてしまうと、それこそ「ありのままの自分を受け止めてもらえなかった」と、自己肯定感を下げてしまう結果になることもあるからです。



子どもの発するSOSに気付き、子どものこころの声に耳を傾け、対話をし、子どものありのままを受け止めてあげることができれば

子どもはありのままの自分を認めてもらえた喜びから、自己肯定感は緩やかに、柔らかく、真ん中からふっくらと膨らみ続けていきます(*^^*)





。。。と、ここまでが私のおーちゃん行きしぶりを経て、学び・体感したことをもとに、自己肯定感の観点からまとめてみた見解です(*^^*)



とはいえ、私自身、不登校専門の子育てアドバイザーではないので小学生の不登校支援をしている現役の先生にも聞いてみたところ

「自己肯定感の高い低いと不登校はほとんど関係ないよ!」

という返事をいただいたので、やっぱりそうなんだな、と思った次第です
(*^^*)





だからぴぴさん、心配しなくて大丈夫!

子どもはその時自分にに必要なものを、ちゃんとサインを出して教えてくれるから

その時、そのサインに寄り添ってあげてください(*^^*)



学校へ行くことは人生を豊かにするための手段のひとつであり、人生の目的ではありません。

ぴぴさんを不安にさせている強迫観念みたいなもの、なくなったらいいな(*^^*)♡





大人が「ここ自分には合わないな」と感じたら自分で選んで転職できるように

子どもたちにも「合わないな」と感じたら自分が心地よく居られる場所をもっともっと気楽に選べる世の中になったらいいのにね



家でオンラインでもいいじゃん(*^^*)

学校でもいいじゃん(*^^*)

フリースクールでもいいじゃん(*^^*)



その子が笑っていられる場所なら

そこがその子にとっての正解だから(*^^*)

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